コーヒーという飲み物をいかに美味しく提供できるか
解決のヒントを得るために外に目を向け探し出した当時の自分は、調べていくとスペシャルティコーヒーという名前に出会いました。しかし、それがどんなもので自分が飲んでいるコーヒーと何が違うのかよくわからず”サードウェーブ”、”From seed to Cup”、"フルーティ"など知らないワードの情報がどんどん出てくるようになります。一向に理解が進まない状況下で一つの分岐点を迎えます。
当時、三宿にあったNozyさんと尾山台の丸山珈琲さんがセミナーを行なっていることを知りセミナーに参加することを決めます。これがおそらくスペシャルティコーヒーの道へ進む扉でした。
ラテアートセミナー、エスプレッソカッピング、カッピングセミナーなどに参加しコーヒーの多様性を知るのでした。
そこから大好きだったPRONTOを離れ、スペシャルティコーヒーを学べる自家焙煎店を探し、武蔵小山に店舗を構えるAMAMERIA ESPRESSOに入社しました。
入社してからは、ラテアート、フィルターコーヒー、エスプレッソ、焙煎の順に興味の対象も増えてゆき、SCAJ主催の大会にも参加するようになりどっぷりスペシャルティの世界に浸かっていきました。とても濃密で楽しいような苦しいような時間を過ごします。今にして思えば幸せな時間だったと思いますが当時の自分は何かに焦っていてどこか苦しいと感じていました。
そこからの葛藤は省略しますが、地元にいつでも帰れるように九州は福岡に帰ることを決めました。
つづく